3月17日(日)から21日(火・祝)の5日間、静岡県バスケットボール選抜少年女子が台湾へ強化遠征に行きます。昨年同様、この強化遠征の詳細や出来るだけリアルタイムに近い形での現地レポート、さらに遠征報告などをこのページで発信させていただきます。なお、結団式・参加選手、スタッフ等の詳細はHP http://sbba.beblog.jp/blog/2013/02/post-1291.html
をご参照ください。
日程: 平成25年3月17日(日)から21日(木)
場所: 台湾・台北市、新北市
スタッフ: 土屋 哲平 団長 (静岡県バスケットボール協会副理事長)他計6名
参加選手: 女子15名
旅程: 旅程詳細(対戦相手を含む)をダウンロード
※ 問い合わせ先 (国内外緊急時等も含む)
静岡県バスケットボール協会 広報委員長 中島 洋己 (浜松市立高校教諭)
メール sbbainfo@uv.tnc.ne.jp (県協会広報委員会)
電話 053-453-1105 (浜松市立高校)
台湾遠征連絡責任者から広報委員会に連絡が入り次第、このページにて随時連絡を
更新して行きたいと思います。
【リアルタイム更新】
3/17(日) 18:00 富士山静岡空港集合
全員遅れることなく、万全の体調で出発しました。 (川村先生より 18:35)
名鉄観光・並川様より今から全員搭乗します、という連絡あり(19:09)
(3/18 0:10 無事宿舎に全員着きました、という連絡がありました)
以上、初日はここまでの報告となります。
3月18日(月)AM7:30、川村修先生(清水西高教諭)から初日の報告が入りましたので、
ご紹介させていただきます。
台湾遠征報告書1日目 3月17日(日)
天気:静岡→晴れ 台北→曇り21℃
17:40 静岡空港集合
選手・スタッフ全員遅刻せず、無事集合
簡単な結団式、名鉄観光からの挨拶および注意等を受けチェックカウンターへ
18:00 会議室にて休憩
18:40 出国手続きへ
19:10 搭乗開始
19:30 出発・富士山静岡空港離陸
機内では途中とても揺れたが無事到着
22:30 台湾桃園空港着陸(1時間の時差あり)
(21:30)←現地時間1時間の時差あり
(21:40)入国手続き完了
(22:10)バス乗車 桃園空港発
バス内にてガイドさん(ミヤカタさん)の紹介
5,000円を台湾元1,500元に換金
(23:00) ホテル着
予定より30分ほど早く到着
健康状態は選手・スタッフともに良好
明日の打合せ後解散
初日の移動日は特に問題なくスムーズに終わりました。
台湾桃園空港に着いた選手・スタッフ
★ 2日目
川村修先生より日本時間19日午前1時10分に写真とレポートが届きましたので、
ご報告いたします。
台湾遠征報告書2日目 3月18日(月)
天気:台北→曇り
7:30 朝食
選手・スタッフとも全員健康状態は良好
8:55 バス出発
9:20 練習会場(台湾電力体育館)着
台北市内は渋滞もなくスムーズに移動
9:40 練習開始
オフェンスの合わせを中心に約2時間の練習
12:20 バスで昼食会場へ移動
12:40 モンゴリアンバーベキューレストランにて昼食
14:00 レストラン発
14:35 台北市立南湖(ナンフー)高中着
1学年16クラスの大規模高校(校舎は9階建)
台湾全国大会6位のチーム
15:15 静岡県チームアップ開始
16:00 ゲーム開始
静岡県 79 - 57 南湖高中(台湾6位)
1Q 24 - 12
2Q 16 - 13
3Q 27 - 18
4Q 12 - 14
静岡県スタートメンバーは、④藤川、⑩三井、⑫遠藤、⑮根本、⑧鷹のはし
1Q 両チームマンツーマンディフェンスでスタート。対する南湖高校は小柄ながらシュート力と機動力のあるチーム。序盤、厳しいディフェンスと相手のミスから、⑧鷹のはし、⑩三井の速攻や、⑮根本の3Pシュートでリードをする。終盤は、選手を積極的に起用する余裕もあった。
2Q 南湖高校はディフェンスをオールコートに切り替え、リズムを掴もうとする。静岡は、冷静に対応しボールは運ぶものの、シュートが決まらず得点が伸びない。静岡もディフェンスをオールコートにし、一進一退の攻防が両チーム苦しい中で展開された。
3Q 静岡は⑮根本、⑫遠藤のジャンプシュートが決まり、オールコートで南湖高校を突き放しにかかる。対する南湖高校は、ディフェンスを2-3のゾーンディフェンスに変えて変化をつけようとするが、静岡の勢いは止まらず、67-43と南湖高校を突き放す。
4Q 余裕のできた静岡は、いろいろな場面の想定をしながら選手を起用し、ゲームを進めた。場面では、午前中のフォーメーションを試すなど、確認もできていた。選手にとって、オールコートでの積極的なディフェンスと素早い切り替えから速攻に結び付けていくスタイルが浸透し始めているゲームであった。
なお、1ゲーム終了後、プレータイムの少ない選手のゲームを1本行いました。
18:10 ゲーム終了、バス出発
19:10 ホテル着、着替え後夕食会場へ
19:30 台湾料理店「欣葉」に到着、夕食
20:45 バス出発
21:00 ホテル着 解散
2日目も無事終了しました。
④藤川主将のフリースロー
土屋哲平団長が相手チーム監督と友好のペナント交換
★ 3日目
川村修先生より日本時間19日午後10時10分に写真とレポートが届きましたので、
ご報告いたします。
台湾遠征報告書3日目 3月19日(火)
7:30 朝食
選手・スタッフとも全員健康状態は良好
8:30 バス出発
8:50 台北市立陽明(ようめい)高中着
ホテルから近い学校で、体育館は先週の土曜日に完成したばかりの新しい施設であった
台湾全国大会7位のチーム
9:10 アップ開始
10:00 ゲーム開始
静岡県 90 - 53 陽明高中(台湾7位)
1Q 20 - 17
2Q 23 - 13
3Q 19 - 15
4Q 28 - 8
戦評
スターティングメンバー:④藤川、⑥菅原、⑧鷹のはし、⑫遠藤、⑮根本
陽明高校は台湾7位の実力で、180cmを超える選手がおり、バランスの取れたチームである。
1Q 両チームともマンツーマンディフェンスでスタート。陽明高校はセンター中心に攻め、静岡選抜のディフェンスがポストに集中する中、ミドルシュートを確実に決めて序盤リードする。しかし、終盤は、静岡選抜のディフェンスが機能し始め、相手のパスミスから速攻で得点を重ね20-17の静岡選抜リードで終了。
2Q 静岡選抜は高い位置からディフェンスを仕掛け、④藤川らのガード陣が速攻で加点する。対する陽明高校は⑭らの3Pシュートで応戦するが、攻めが単調になる。また、静岡選抜のスクリーンプレーに対応できず、静岡選抜がリードを広げる。
3Q 静かな立ち上がりを見せて、両チームともミドルシュートが決まり、互角の戦いとなった。しかし、残り5分のところで陽明高校がタイムアウトを取る。ゲーム再開後、静岡選抜のディフェンスが積極的になり、⑮根本の連続得点により突放しにかかるが、陽明高校は要所で高さを生かしたポストの合わせにより食い下がろうとする。
4Q 開始から⑮根本が連続ゴールして、疲れの見える陽明高校を大きくリードする。残り4分には静岡選抜は全員出場を果たし余裕を見せた。終始、厳しいディフェンスを徹底した静岡選抜の粘り勝ちであった。
得点者:根本32点、鷹のはし14点、藤川10点、橋本6点、渡辺6点
12:00 バスで昼食会場へ移動
12:20 台湾料理「梅子」にて昼食
13:10 レストラン発
13:50 新北市裕隆体育館着
新北市は台北市の南側に位置する中堅都市
裕隆体育館は自動車メーカーの体育館でビルの8階にある
対戦チームの滬江(ふうちゃん)高中は台湾全国大会準優勝チーム
14:00 静岡県チームアップ開始
15:00 ゲーム開始
静岡県 60 - 35 滬江高中(台湾2位)
1Q 20 - 9
2Q 8 - 5
3Q 19 - 9
4Q 13 - 12
戦評
スターティングメンバー:④藤川、⑥菅原、⑧鷹のはし、⑫遠藤、⑮根本
高校は、台湾2位の実力あるチームである。企業の中に高校があり、実業団チームの下部組織が高校のチームにあたり、卒業後には上のチームに上がる選手も多い。
1Q 両チームともにマンツーマンディフェンスでスタート。厳しいディフェンスから早いリズムで攻める静岡選抜に対し、滬江高校はスクリーンから外角のシュートで得点しリズムを作ろうとする。1Qは自分たちのスタイルで滬江高校を押し切り、20-9で静岡選抜がリードする。
2Q 両チームのベンチ共に積極的に選手交代をしていろいろな組み合わせを模索しながらゲームが進行する。しかし、こう着状態が続き、両チームとも決め手を欠く展開で28-14の静岡選抜のリードで終了。
3Q 序盤、⑤根本の連続ゴールとガード陣の粘り強いディフェンスで得点差を20点まで広げる。ここで、残り6分、滬江高校はタイムアウト(37-18)。その後、さらに静岡選抜の勢いは止まらず、⑤須永の3Pシュート等により滬江高校を突き放して終了。
4Q 最後に滬江高校は意地を見せるものの、静岡選抜は⑧橋本の体を張ったリバウンドやディフェンスにより加点してリードを守った。コンディション的に準備のできていない様子がうかがえる高校の状況も感じ取れた。
得点者:根本21点、藤川6点、橋本6点、須永5点、鷹のはし5点
17:10 ゲーム終了、バス出発
18:10 ホテル着、着替え後夕食会場へ
18:50 小籠包で有名なレストラン「鼎泰豊(ディンタイフォン)」に到着、夕食
19:55 バス出発
20:20 ホテル着 解散
3日目も無事終了しました。
昼食時のオフショット 藤川選手のドライブイン
静岡選抜、怒涛のオールコートディフェンス 陽明高戦 根本選手
陽明高戦、記念品交換
★ 4日目
川村修先生より日本時間21日午前0時35分に写真とレポートが届きましたので、
ご報告いたします。
台湾遠征報告書4日目 3月20日(水)
天気:台北→曇り時々晴れ
昨晩雨が降りたいへん蒸し暑い天候
7:30 朝食
選手・スタッフとも全員健康状態は良好
8:30 バス出発
8:50 台湾電力体育館着
対戦相手の金甌(ちんおう)女子高中は実業団台湾電力の下部チーム
台湾全国大会4位のチーム
9:10 アップ開始
10:00 ゲーム開始
静岡県 78 - 50 金甌女子高中(台湾4位)
1Q 17 - 14
2Q 14 - 18
3Q 32 - 7
4Q 15 - 10
戦評
スターティングメンバー:④藤川、⑥菅原、⑧鷹のはし、⑫遠藤、⑮根本
金甌高校は台湾4位のチームである。部員数は10名程度であるが、少数精鋭で175cmのオールラウンドのスコアラーや180cmを超えるセンターも擁するチームである。
1Q 両チームともにマンツーマンディフェンスでスタート。機動力に勝る静岡選抜の速攻からの得点で始まる。中盤は、⑮根本、⑧鷹のはしの3Pシュートが連続で決まり得点を伸ばす。対する金甌高校はスクリーンからチャンスを作り、オフェンスリバウンドに飛び込み着実に加点していく展開となる。
2Q 足の止まった静岡選抜に対して金甌高校は170cmを超えるフォアード陣(3名)が積極的に1対1を仕掛け、ファールを誘って得点を重ねる。静岡選抜も積極的にシュートを狙うがリングに嫌われ思うように得点できない。
3Q 疲れの見える金甌高校に対して静岡県選抜のディフェンスのプレッシャーが効いてターンオーバーが多くなり、⑫遠藤の3Pシュートや速攻で一気に逆転する。(残り5分 47-35)その後も勢いは止まらず④藤川、⑧鷹のはしの速攻からの速い攻めで加点し、勝負を決めた。
4Q 金甌高校の集中力が切れて余裕ができた静岡選抜は、すべての選手を投入してポイントを確認しながらテーマを持って試合を行った。最後まではつらつと集中して試合を進めた静岡選抜の完勝である。
得点者: 根本24点、鷹のはし17点、橋本8点、遠藤7点、藤川5点
12:25 台湾電力体育館出発
13:00 ホテル着
13:20 ホテル発
13:30 昼食会場「好記」台湾ラーメンの店
14:00 昼食会場出発
14:30 市内研修① 故宮博物院
翡翠の白菜や象牙の彫刻など見学
16:00 故宮出発
16:20 土産物屋「金龍」着
17:10 土産物屋出発
17:40 市内研修② 龍山寺
皆でお線香を買い、お参りをしてきました
18:15 龍山寺出発
18:35 夕食会場 四川料理「樺慶」(かけい)着
19:50 夕食会場出発
20:10 士林夜市着
夜市見学
21:00 士林夜市発
21:10 ホテル着 解散
4日目も無事終了しました。
遠藤選手3Pシュート 静岡選抜プレスディフェンス
三井選手ゴール下シュート 両チーム団長写真撮影
故宮博物院 龍山寺前にて